研究課題/領域番号 |
16K03789
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
市原 博 獨協大学, 経済学部, 教授 (30168322)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 技術者の職務行動 / 技術開発 / 人事管理 / 技術者のキャリア / 電機産業 / 重電技術 / 技術者能力開発 / 技術者教育 / 技術者人事管理 / 重電企業 / 能力開発 / 技術移転 / ホワイトカラー / 電機産業史 / 製品開発 / 電機企業経営史 / 教育資格 / 経済史 / 経営学 / 人的資源管理 / 労働史 |
研究成果の概要 |
戦後復興期から高度経済成長期に海外先進技術を導入して急速な技術的キャッチアップをとげた日立製作所日立工場を素材として、日立工場の技術者たちの回想記録類からの情報、日立工場の工場史掲載の職制表、日立工場報および水戸工場の職員名簿から作成した技術者のキャリアデータベースの分析により、技術者の職務行動の特徴とその変化を、彼らのキャリア展開と関連させて解明した。また、同社大みか工場を中心にした制御用コンピュータ開発における研究所の研究員と重電部門の技術者の情報共有化を促進するマネジメントの在り方についても解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本企業の技術者の職務行動やキャリアに関する研究は、日本企業の成長や国際競争力の形成に彼らが決定的な役割を果たしたにもかかわらず、技能工の研究に比べて立ち遅れてきた。本研究は、個別企業の実証研究により、その立ち遅れを回復し、特に、十分な実証的根拠を欠いたまま主張されてきた異なる職能の技術者間の技術情報の共有化と技術者のキャリア展開との関係に関する通念を否定する事実を実証的に検出した。
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