研究課題/領域番号 |
16K03839
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
船岡 健太 九州産業大学, 商学部, 教授 (30615357)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 新規株式公開 / 過小値付け / 中国の株式市場 / 機関投資家 / 投資家の私的情報 / 投資家のセンチメント / ファミリー企業 / 入札情報 / 私的情報 / センチメント / ブックビルディング方式 / 初期収益率 |
研究成果の概要 |
機関投資家のタイプ別入札情報が開示されている中国の創業板市場のデータを用いて、どの機関投資家が私的情報を用いて新規株式公開時のリターン(初期収益率)を得ているのかに関する検証を行った。検証結果については、証券会社の私的情報とセンチメントに関する変数が初期収益率に対して最も有意な影響力を持つというエビデンスを得た。この結果の解釈については、プライシングについて権限を有している主幹事証券会社と他の証券会社の共謀に関する可能性を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新規株式公開のブックビルディング時における機関投資家のタイプ別の入札行動は、データの制約もあり、研究の蓄積は少ない状況にある。この状況下における本研究の成果報告は、新規株式公開における機関投資家の入札行動に関する研究の進展に貢献しうるものと捉えている。 現在、日本における新規株式公開時の公開価格の過小値付けの程度が他国に比してあまりに大きいという議論が浮上しており、公開価格の決定方法の修正に関する検討が行われようとしている。本研究におけるエビデンスは、公開価格の決定方法に関する議論において、一つの示唆を提供するものであると考えている。
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