研究課題/領域番号 |
16K03843
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 宇部工業高等専門学校 |
研究代表者 |
松野 成悟 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (30290795)
|
研究分担者 |
内田 保雄 宇部工業高等専門学校, 経営情報学科, 教授 (70321487)
伊藤 孝夫 広島大学, 工学研究科, 特任教授 (00280264)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 経営情報 / アウトソーシング / 情報システム / 情報サービス産業 / 経営学 |
研究成果の概要 |
本研究は、クラウド時代に適合し、企業における情報システム(IS)のアウトソーシング戦略を最適化するための新たなフレームワークを確立することを目的として実施した。そのために、クラウド・コンピューティングの進展が情報サービス産業の業界構造と企業におけるISアウトソーシング戦略に与える影響の解明ならびに課題の抽出を行った。 実証分析の結果、「システムインテグレーション」、「ソフトウェア開発」、「受託計算」の各売上構成比率の高さが、わが国情報サービス企業の生存期間に有意な正の影響を与えることや、当該産業における多角化の進行は、逆に利益率(EBITマージン)を低下させていることなどを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、実証的な分析にもとづいて、「システムインテグレーション」、「ソフトウェア開発」、「受託計算」の各売上構成比率の高さが、わが国情報サービス企業の生存期間に有意な正の影響を与えることを明らかにした。また、当該産業における多角化の進行は、逆に利益率を低下させていることも見い出した。 これらの研究成果は、クラウド・コンピューティングの進展下において、労働集約型・多重下請構造のビジネスモデルからの脱却をめざす情報サービス産業のビジネスモデル革新へ向けての検討に有益な知見を提供するものである。また、情報システム子会社等のマネジメントのあり方に対しても一定の指針を与えることができるだろう。
|