研究課題/領域番号 |
16K03844
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岡田 美弥子 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (30333587)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | コンテンツビジネス / グローバルシナジー / グローバル / シナジー / コンテンツ / 事業システム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,コンテンツビジネスにおけるグローバルシナジーを生み出すための事業システムを解明することである.研究対象は,日本のマンガビジネス(たとえば「ドラえもん」のような作品を軸に連動するコミックとアニメ,キャラクター商品などの事業)である.研究成果としては,第1に,国際展開における事業システムを構成する企業の業種の多様化とアライアンスの複雑化が明らかになった.第2に,日本のマンガのグローバルな事業展開が,アニメ事業を核とする国内の「製作委員会」によってコントロールされており,個別の事業が個別の国に適応していた従来の適応化的な戦略とは異なるグローバル戦略に変化していることが解明された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミックやアニメは海外に向けた日本のソフト・パワーとして位置づけられている.国内外における市場規模の大きさや国際競争力の高さ,さらにはコンテンツとしての波及効果を考えると,我が国にとって,マンガビジネスの重要性は高く,ビジネスのさらなる発展のためにも研究を進めていくことには社会的な意義があると考える.また,製造業を中心に行われてきた国際経営の研究分野においても,非製造業の研究が蓄積されつつある今日,コンテンツの国際展開が製造業あるいは他の非製造業とどのように異なるのかについて明らかにすることは,学術的にも意義があると考える.
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