研究課題/領域番号 |
16K03848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
董 彦文 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (90292458)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | セル生産 / 適性 / GATB / 5因子モデル / 社会的比較 / 外れ値 / 人的要因 / 人的資源管理 |
研究成果の概要 |
セル生産は人間依存型生産システムであり,作業者の適性がセル生産の効率に多大な影響をあたえるため,本研究では実験研究手法を用いて,作業者の適性と作業効率との関連を調べた。厚生労働省編一般職業適性検査(GATB)を適用する場合,作業者の空間判断力が,性格特性5因子モデル(Five-Factor Model)に基づくパーソナリティ検査を適用する場合,作業者の内向性と非情動性が作業効率に有意な正的相関をもつことが明らかになった。また,適性の低い極少数の作業者を予測する手法を提案したうえ,社会的比較理論を適用し作業者同士の競争を促すことによる作業効率の改善効果を統計的に検証できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,一般職業適性検査(GATB)の適性得点から作業者の空間判断力を表す新たな適性指標を抽出し,また性格特性5因子モデルを初めてセル生産に適用し,作業効率にもっとも関連の強い適性を明らかにしたうえ,適性が顕著に低い作業者を判別する分類・学習モデルを構築したため,セル生産における作業者の適性に関する新しい知見を与え,一定の独創性と新規性がある。本研究で提案した分類・学習モデルは,作業者の適材適所を実現し,生産性の向上とストレスの低減に貢献できる。さらに,作業者同士の競争を促す社会的比較の適用結果は直接にセル生産現場で実用し,セル生産のさらなる発展に寄与することができる。
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