研究課題/領域番号 |
16K03854
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 大阪大学 (2018-2019) 一橋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
延岡 健太郎 大阪大学, 経済学研究科, 教授 (90263409)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | SEDAモデル / アート思考 / 意味的価値 / デザインエンジニア / デザインエンジニアリング / Gogoro / 顧客価値 / アート / デザイン / 統合的価値 / 顧客価値の暗黙化 / 統合的価値づくり |
研究成果の概要 |
本研究では、SEDAモデルでScience, Engineering, Design, Artを融合した価値づくりの重要性を理論的、実証的に明らかにした。具体的には、第一に、デザインとエンジニアリングの統合である。前者が文系的、後者は理系的なアプローチである。問題解決の方法が異なり調整が難しい。解決策としてデザインエンジニアを提案した。第二に、デザインとアートの統合である。デザインは顧客のために、アートは自己表現のために行う。アート思考は、哲学や思いを提起するが、その事例としてマツダの魂動デザインを分析した。 SEDAモデルによって、日本のものづくりが再度世界を牽引するための経営に貢献できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モノからコトへと言われるように、機能的価値よりも、経験価値や意味的価値が重要になった。その顧客価値を包括的、創造的に構想するためのフレームワークとしてScience, Engineering, Design, Artの頭文字をとったSEDAモデルを提案した。サイエンスとエンジニアリングからなる機能的価値と、デザインとアートからなる意味的価値を統合することが求められる。特に、自社の哲学や思いを表現するアートの分野が重要になっており、アート思考として概念を提案し、マツダの魂動デザインを事例として議論した。
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