研究課題/領域番号 |
16K03857
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
馬 駿 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (00303206)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | ミドル・マネジャー / 戦略策定・実行能力 / 業務管理能力 / 集団維持能力 / 人的資源管理 / 経営環境 / ミドルマネジャー / 戦略的策定能力 / 戦略的実行能力 / 国際競争力 / 戦略策定能力 / 戦略実行能力 / 組織能力 / 能力開発 |
研究成果の概要 |
研究期間中、5編の論文が公刊されている。特に「ミドル・マネジャーの役割、能力と満足度との関係に関する実証分析」(『富大経済論集』第67巻第2号、2021年12月)の論文は本研究の主な研究成果として、次の結論が得られた。ミドルマネジャーに対するアンケート調査の個票データに対する統計分析を通して、日本企業において、ミドル・マネジャーの期待される戦略策定・実行の役割が十分に果たせず、期待する結果が生み出すことができないため、その結果、日本企業の競争力に大きく影響を与えてしまう可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、まず今日のような不確実性の高い経営環境を適 応するためには、従来の研究で指摘されたミドルマネジャーの業務管理能力や集団維持能力と比べて、戦略 策定と実行の能力のほうがより重要であると主張されている。そして、仮説検証をと通して、日本企業がかつての成長段階で形成されてきた長期雇 用に基づいて従業員の内部育成を図り、長期的競争を通して従業員のモチベーションを維持するような人的 資源管理の仕組みは、このような能力の開発にはもはや適用できなくなり、むしろ阻害要因となると指摘されているだろう。したがって、今後日本企業はミドルマネジャーの戦略策定・実行能力を高める人事改革を行う必要があるだろう。
|