研究課題/領域番号 |
16K03873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
小沢 貴史 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (50367132)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国産品市場 / 衰退市場 / 対照群 / 競争 / 協調 / 競争ダイナミクス / ジェネリック・マーケティング / 超長期 / 市場の進化 / サドル / 再活性化 / 航空機エンジン / 共同開発 / 販売競争 / 修理・オーバーホール / 社会情緒資産 / 企業家志向 / リーダーシップの分業 / 社会ネットワーク / 国産製品 / 出荷推移 / 最大値更新率 / 出荷水準倍率 / 経営学 / 商学 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本の国産製品に関する市場の推移を、在来企業群による競争と協調という観点から、長期に渡って追跡した。長期的な市場の進化過程の中でも、大半が需要の衰退傾向にある衰退市場と、需要の伸びが停滞もしくは衰退した状態から、何らかの作用で再び成長の軌道に乗る再活性化市場に注目した。市場の動向に関する公刊データや、市場に参入している在来企業群へのインタビュー、及び内部資料の分析を通して、衰退化と再活性化それぞれのメカニズムに関する密な記述を行ってきた。そして衰退化と再活性化という、市場の命運を分けるポイントを、在来企業群による競争と協調という観点から特定化を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経営学では、成長傾向にある産業や市場、企業に関する研究の蓄積が厚い。しかし成熟・衰退傾向にある産業や市場、企業に関する研究は、その魅力に乏しいのか、敬遠される傾向にある。そもそも、なぜ市場が衰退化するのか、そのメカニズムを解明する実証研究が経営学には意外と欠けている。衰退化の因果関係から逃避したままでは、経営学の進展は難しい。本研究は経営学が敬遠してきた領域に焦点をあて、それに向き合う試みを展開してきた。つまり本研究では、丹念に収集したデータが物語る事実から、衰退市場と再活性化市場の因果について考察してきた。
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