研究課題/領域番号 |
16K03885
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
小本 恵照 駒澤大学, 経営学部, 教授 (50554052)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | フランチャイズ / ビジネス・モデル / 熟練 / 知識移転 / 自律性 / コミュニケーション / モチベーション / コンフィギュレーション / 質的比較分析 / ビジネスモデル / 複数店経営 / リスク / 成長 / 経営学 / 企業家 |
研究成果の概要 |
フランチャイズの利用について、(1)フランチャイズというビジネス・モデル自体の選択、(2)フランチャイズを利用した多様なビジネス・モデルの中での選択、に関する意思決定要因を分析した。まず、ビジネス・モデル自体の選択では、店舗の分散度が小さく店長の熟練度が大きい場合には直営店方式が採択されることが明らかとなった。次に、多様な形態の選択問題では、本部と加盟者間でコミュニケーションがあまり必要ではなく、加盟者に大きな自律性を認める場合にマルチユニット・フランチャイズが選択されることが明らかとなった。また、従業員独立型については、国際化や仲間文化が影響を与えていることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、まず、先行研究では店舗形態の選択問題として扱われてきたフランチャイズの利用を、ビジネス・モデルの選択と捉え分析した点が挙げられる。このアプローチによる分析結果は、エージェンシー理論をベースとする先行研究の結果の頑健性に疑義を提示する内容となっている。次に、多様なフランチャイズ形態の採用決定要因を解明した点がある。特に、従業員独立型はこれまで十分に分析されておらず、今回の分析は新たな知見を提供するものと言える。また、今回の結果は、フランチャイズ戦略を採用したい企業家およびフランチャイズへの加盟希望者が意思決定を行う上での判断材料を提供しているという社会的意義がある。
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