研究課題/領域番号 |
16K03890
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 学習院大学 (2017-2018) 高千穂大学 (2016) |
研究代表者 |
河合 亜矢子 学習院大学, 経済学部, 教授 (00580432)
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研究分担者 |
大江 秋津 日本大学, 生産工学部, 准教授 (90733478)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | サプライチェーン・マネジメント / 組織間協働 / 知識共有 / 協働戦略 / ゲーミング・シミュレーション / SCM教育 / 気づき / サプライチェーン・ゲーム / 組織間協働戦略 / 組織記憶管理サイクル / サプライチェーン構造最適化 / 動的特性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的はサプライチェーン(SC)における組織間協働がサプライチェーン全体のパフォーマンスに与える影響を、ゲーミング・シミュレ ーションによって得られる実データを解析することによって明らかにすることである。 本研究の最も大きな研究成果は、戦略自体の優劣に関わらず、協働して戦略を練ろうとする姿勢と組織間での共通認識が存在すると、それだけで、SCのパフォーマンスに明らかなプラスの影響があるということを実証的に示したことである。また、得られたデータから戦略パターンを導出する過程で、SCパフォーマンスへの多大な影響が示唆される要因を発見できたことで、今後の研究の可能性を広げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲーミングという手法を用いた本研究の研究成果は、組織記憶管理における知識取り込み・情報供与・情報解釈・知識検索というサイクルをSC全体に拡大することが可能であることを示唆している。今後これを実証することにより、組織記憶サイクルの枠組みをSCに拡張できる可能性が高い。また、社会的意義も非常に大きく、効果が高いとされている市場需要予測について、これに偏重することがSC全体のパフォーマンスに及ぼす負の影響を実証した。単独組織で需要予測に注力するよりも、SCに関わる他組織との日常的なコミュニケーションや問題意識の共有がより効果的であることが示されたことは社会的に大きな意味を持つ。
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