研究課題/領域番号 |
16K03909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
三輪 卓己 京都産業大学, 経営学部, 教授 (10440869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 知識労働者 / ミドル期 / キャリアの転機 / 経験からの学習 / 再学習行動 / キャリア発達 / ミドル / 効力感 / 組織間移動 / 転機 / 経験学習 / キャリア / キャリアの危機 / 学習 / キャリア・チェンジ / 経営学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,ミドル期以降の知識労働者の多様なキャリア発達プロセスを明らかにすることである。特にミドル期のキャリアの転機と,若年期からの経験や学習の蓄積に注目し,それがその後の変化にどうつながるのかを分析した。 分析の結果,若い頃に挑戦的な仕事を経験し,自ら学ぶ姿勢や高度な専門知識を得た知識労働者は,ミドル期以降も強い成長欲求を持ち続け,その結果として転職や独立をする者も多いことがわかった。一方,若い頃に受動的な学習をしていた知識労働者は,ミドル期以降に専門性の不足に起因する転機に直面しがちである。彼(彼女)らは市場で求められる知識やスキルを再学習するか,働く目標を下方修正する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知識社会化と高齢化が進む中で,知識労働者がミドル期以降も活躍を続けるための要因を明らかにしたことに社会的意義がある。 またその中で,若年期から続く「経験からの学習」とミドル期以降の「再学習行動」がそれぞれ彼(彼女)らの効力感に与える影響を分析した。さらに,過去の経験とミドルの転機,そしてその後の変化を一連のプロセスとして分析した。これらは従来のキャリア研究に見られなかったものであり,理論的な意義があるものと思われる。
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