研究課題/領域番号 |
16K03934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
兒山 真也 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (30305677)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ロジスティクス(物流) / 外部委託(アウトソーシング) / 電動化 / 環境規制 / 環境経営 / 競争優位 |
研究成果の概要 |
日本の株式市場に上場する全製造業者(1,439社)を対象として独自に行った、ロジスティクスの外部委託及び環境経営に関するアンケートの結果から、視覚的にもわかるいくつかの基本的な事実が確認された。次いでそのデータを用いて共分散構造分析を行うことで、ロジスティクスの外部委託による主要な経営課題への貢献と、環境経営にもたらす効果を検証した。また過去の自動車排ガス規制の経緯と成果及び低排出化の促進要因と、現在の電動化を鍵とした自動車環境技術の変革の促進要因を比較することで、競争構造がロジスティクス事業者、荷主、その他のステークホルダーをプレイヤーとして含む重層的なものへと変化したことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
拡大傾向が続くロジスティクスの外部委託の主たる目的は低コスト化であるが、ロジスティクスの高度化など多様化する経営課題に応えることができているか、また環境経営に対してはむしろ逆行しているおそれはないかという懸念がある。本研究の結果は、外部委託により荷主とロジスティクス事業者とのシナジーを通じて競争力を高めていること、環境経営にも好影響をもたらしていることを示唆するものであった。また、ロジスティクスをめぐる環境対応について、トラックや産業車両の電動化等の経緯・現状及び促進要因を整理した上で、競争構造の相違ないしは変化(プレイヤーの多様化、重層化)という観点から分析した。
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