研究課題/領域番号 |
16K03946
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
長島 直樹 東洋大学, 経営学部, 准教授 (10732779)
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研究協力者 |
長島 芳枝
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 新興国ビジネス / インド / 消費者サービス / 外食チェーン / 消費者理解 / 顧客満足 / ロイヤルティ / 新興国 / サービス / 海外ビジネス展開 / サービス産業 / 意思決定 / フィージビリティ・スタディ / ベトナム / マーケティング / 消費者行動 |
研究成果の概要 |
国内需要が伸び悩む中、新興国への進出は製造業だけでなく、サービス関連企業でも増加している。一方、事業の失敗から撤退する例も増加している。失敗の原因の1つは、現地消費者の理解不足であり、本研究は事前調査で簡易的に現地の消費者特性を把握する方法を模索した。既存サービスに対する満足度調査を応用し、進出先と母国の比較によって、進出に対する意思決定、及びマーケティング戦略の方向性などに示唆を与える知見が得られることがわかった。調査項目の枠組みは、対象分野の既存サービスに対する顧客満足とロイヤルティ、及び利用実態を中心とするものであり、各分野に応用が可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海外進出の実務を専門とするコンサルティング会社などは、事業失敗のリスク管理をパッケージ化している場合が多いが、その内容は「現地パートナーとの関係」「本社・現地法人の意思疎通」「現地スタッフの訓練・動機付け」といった内容が中心であり、現地消費者理解は進出後徐々に行う方針を推奨する傾向にある。本研究は、事前調査でもマーケティングの方向性に関する示唆提示が可能であることが示された。 学術的視点からは、期待不一致モデル、ロイヤルティ・ラダーといった先進国の消費者に基づく考え方が新興国の消費者に適合しないことが判明し、新興国消費者に即した理論的発展の可能性を示唆することができた。
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