研究課題/領域番号 |
16K03953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
水野 誠 明治大学, 商学部, 専任教授 (10361304)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 新製品 / 普及 / 革新性 / イノベータ / パッケージグッズ / 購買履歴データ / ピア効果 / エージェントベースモデリング / エージェントベースモデル / イノベーション / 普及の失敗 / 新ブランド / 初期採用者 / エージェントベース・モデリング / 集計データ / 非集計データ / マーケティング / パッケージ・グッズ / 普及モデル / 市場浸透 / イノベーションの失敗 / エージェントベース・モデル |
研究成果の概要 |
新製品の普及に関する研究のほとんどは成功例を扱っており,失敗を含む普及のダイナミクスが十分理解されてこなかった。本研究では、米国における長期の各種パッケージグッズの購買履歴データを用いて、新製品の普及の成否に及ぼす消費者の革新性の影響を分析した。まず、過去の購買履歴から消費者の革新性を指標化する方法を開発し、それに基づき新製品の普及の成功-失敗を早期に予測できるかを検討した。さらに革新性が高い消費者(イノベータ)とそれ以外(非イノベータ)の間の影響関係を推定し、普及の失敗-成功のメカニズムを探った。同時に、このテーマでのエージェントベース・モデリングの応用可能性について知見を深めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、普及モデルで従来あまり考慮されなかった新製品が普及に失敗する可能性を考慮したモデルで実証研究を行ったこと、また、これまで耐久財やIT財中心であった普及研究においてパッケージグッズを対象にした研究を行ったことで、この分野の研究の裾野を拡大したという貢献がある。新製品の普及の成功-失敗のメカニズムについてエビデンスに基づく一定の知見を得たことで、現実に普及の失敗に直面することが多い産業界にとっても意義のある成果となったと考えられる。
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