研究課題/領域番号 |
16K03955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
浦上 拓也 神奈川大学, 経済学部, 教授 (40387585)
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研究分担者 |
矢作 敏行 法政大学, イノベーション・マネジメント研究センター, 研究員 (40230289)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デュアル・ブランド戦略 / プライベート・ブランド / プライベート・ブランド製造受託 / ナショナル・ブランド / ブランド・ポートフォリオ戦略 / 垂直的差別化 / 水平的差別化 / PB製造受託 / NBポートフォリオ / PBに対する戦略代替案 / NBポートフォリオの再構築 / 流通 |
研究成果の概要 |
わが国の食品市場においては、プライベート・ブランド(PB)商品の浸透に伴い、市場シェア1位メーカーであってもPB製造受託を行うようになった企業が存在する。本研究の目的は、1位メーカーがPBをナショナル・ブランド(NB)のブランド・ポートフォリオ戦略になぜどのように位置づけて、NBとPBの相乗効果を目指しているのかを明らかにすることである。 ブランド・ポートフォリオ戦略を、垂直的差別化を重視するタイプと水平的差別化を重視するタイプに分けて事例研究を行った。NBが競合他社やPBに模倣されないという差別化の程度によって、どのようにPB製造受託を行うかが異なっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に大手メーカーはPB製造受託を行わない、また行うべきではないと言われてきた。しかし、わが国においては、NBとPBとの組合せによって成長を目指すデュアル・ブランド戦略に取り組む企業が現れつつある。これは小売業とのパワー関係や工場稼働率の向上といった従来言われてきた理由から行われているのではない。この新しいPB製造受託を取り上げたことが意義の1つ目である。また、この分析に当たり、PB製造受託の要因としてこれまで指摘されていなかったNBのブランド・ポートフォリオ戦略に焦点を当てたことが2つ目の意義である。
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