研究課題/領域番号 |
16K03958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
高橋 広行 同志社大学, 商学部, 教授 (00580325)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地域ブランディング / サン・セバスチャン / 三次産業 / 一次産業 / 美食 / サンセバスチャン / 農業 / 1次産業 / 3次産業 / マーケティング / 地域ブランド |
研究成果の概要 |
本研究は,美食と農業を通じた地域ブランディングの先端事例を研究するものである。この地域ブランディングが成功している街は,第1次産業と第3次産業が地域の発展に寄与しており,かつ,地域を成立させる構造を有している,という仮説的視点を明らかにすることであった。そのアプローチ方法には,近年,「美食」という地域資産を通じた地域ブランディングに成功しており,多くの観光客を集めている,スペイン・バスク自治州にあるサン・セバスチャンを取り上げ,その成功要因と地域を支えるシェフや農家,漁業やレストラン経営者,行政,美食倶楽部,飲食組合,市民などにインタビューを行い地域支援構造を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シェフと農家が支えあいながら,新しい料理の開発とそのオープンソースによって美食の街の地域ブランディングが形成されてきた。それを支える美食倶楽部という食文化や自然豊かな地域資源が存在する。さらに,社会的な支援も存在しており,例えば,シェフがメディアに料理について発信する場合,市役所や観光局がシェフとともに「地元の食材」を一緒にアピールし続けてきたこと,地域のバルやレストランも,飲食組合の支援をうけながら,地元産の食材であることをアピールし,飲食組合も様々な支援を通じて地域を活性化してきた。こういった地域構造が,美食文化のイメージ(地域ブランディング)を支えている。
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