研究課題/領域番号 |
16K03977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
猪熊 浩子 東北大学, 経済学研究科, フェロー (30596416)
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研究分担者 |
清水 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (00334300)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 会計・監査制度 / 会計・監査基準 / 国際会計 / 国際標準化 / 国民国家 / 固有性 / IFRS / 経路依存性(Path dependence) / 経路依存性 / 資本市場規制 / 会計基準 / 監査基準 |
研究成果の概要 |
本研究は、IFRSに代表される会計・監査制度の国際標準化と各国の固有性の関係とを考えるために、ある社会の中で利用されている会計・監査制度が国際標準化によりいかに変容するか、そのような変容が与える影響をミクロ的な取引の会計処理の分析や企業経営の実態の検討を通じて明らかにした。 本研究では、世界の様々な経済システムは「唯一かつ最適」な形式に収斂しないことを各国制度分析を通じて検証した。会計制度も含む経済制度体系は全体として存在するのであり、その中の一部を切り取って変更すると制度全体の整合性が失われてしまうことがありうることを、諸外国の事例を実際に吟味検討した点で、一定の貢献を示せたと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では会計が経済的実体をいかに描写するか、という「描写の仕方」と会計から出てきた数値をいかに人々が利用するかという「会計の使われ方」における固有性に注目し、そのような固有性に対して国際標準化された会計・監査制度が与える影響とそれが社会にもたらす効果を取り上げ検討した。
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