研究課題/領域番号 |
16K03980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
高橋 賢 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (50282439)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 産業クラスター / メゾ管理会計 / 戦略カスケードマップ / 協働の窓 / 地域的サプライチェーン / BSC / バランス・スコアカード / 戦略マップ / 中小企業 / 原価計算 / 直接原価計算 / 大綱的投資回収計画 |
研究成果の概要 |
本研究では,産業クラスターの形成と発展に資するメゾ管理会計システムの構築を試みた。成果としては,産業クラスターの戦略共有のためのバランス・スコアカードや戦略カスケードマップの構築,そして,戦略的協働によるイノベーションを促進する協働の窓モデルの産業クラスターへの適用可能性を明らかにした。そこでは,バランス・スコアカードや,戦略カスケードマップが協働の窓の開放に大きな役割を果たすこと,および,そのメカニズムを解明した。これらの分析により,産業クラスターのような地域的サプライチェーンのマネジメントに資するメゾ管理会計システム構築の基礎を固めることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
産業クラスターの研究は,会計学・管理会計論の領域では,国内外でも研究がほとんどなされていない状況であった。そのため,本研究は,日本における産業クラスターの管理会計研究の先駆的研究となった。本研究により,管理会計モデルが構築され,産業クラスターの形成とそのマネジメントが加速していくと考えられる。特に,政策主導で形成された産業クラスターでは,戦略の立案やその共有がうまく行われないことが多い。これは,クラスターの拠点に戦略という視点が欠けていることが多いからである。本研究の成果が,産業クラスターの拠点に戦略を意識させることを促し,クラスターを成功に導くことができるようになると考えられる。
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