研究課題/領域番号 |
16K03987
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
清水 泰洋 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80324903)
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研究分担者 |
津村 怜花 尾道市立大学, 経済情報学部, 准教授 (90582940)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 会計史 / 日本 / 伝票制度 / 帳簿組織 / 伝票 / 中小企業 / 簿記 / 複式簿記 / 会計学 |
研究成果の概要 |
本研究課題は,会計記録システムを,単なる企業内でのツールとして位置づけるのではなく,広く経済や社会に影響された技術として理解することを目的としている。特に日本的な会計記録システムがいかなる社会的要請の下に形成され,また普及が図られたかについて検討した。特に明らかとなったのは,伝票会計制度である。極めて日本的な会計システムである伝票会計は,様々な政策目的を有する,それぞれの時代の政府の主導のもとで普及が目指されたことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在は,会計記録が紙で行われることは希になり,記録のされ方を気にする機会は減少しつつある。しかし,取引が行われ,それを一定の様式にしたがって記録をするとき,すでに記録を行う人間は,様式に埋め込まれた思考の枠組みに捉えられていると言える。 会計においては,記録の様式は仕訳という共通要素を有するため,世界的に共通でかつそれが必然に思われがちである。しかし,記録のされ方を再検討することは,会計の意義を自省することにつながるのである。
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