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非営利組織における会計制度構築の要因と可能性

研究課題

研究課題/領域番号 16K03993
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 会計学
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

兵頭 和花子  兵庫県立大学, 国際商経学部, 教授 (50382255)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード非営利組織 / 情報開示 / アカウンタビリティ / 英国 / イギリス / チャリティ / 会計 / 発生主義会計 / チャリティ会計 / 会計実務勧告書 / 基金会計 / 会計学 / 財務報告
研究成果の概要

日本の多様な非営利組織会計に対し,イギリスの非営利組織(チャリティ)会計では統一が行われている。そこでイギリスの会計実務報告書(SORP)公表前後に着目し,SORPがどのような考えのもとで構築されてきたのかについて明らかにした。
また,非営利組織会計に固有の会計であるファンド会計(資源の拘束性)やナラティヴ情報の開示が採用されており,これらは日本のそれよりもかなり詳細なものを要求している。これらが非営利組織会計にいかに必要かという点も合わせて検討した。
そして,最終的には日本のNPO法人を取り上げ,イギリスのチャリティ会計を敷衍した場合の情報開示について提言を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本の非営利組織会計は多様な会計であることから,非営利組織もそれぞれの財務諸表を作成しており,他の非営利組織を理解することや比較が困難な状況であった。そのため,非営利組織会計の統一化が検討されるようになった。
一方,日本より非営利組織会計の研究が早くから始まったアメリカやイギリスでは非営利組織会計の統一はすでに行われている。そのため,イギリスを中心としてその非営利組織(チャリティ)会計を中心にどのような考え方のもとで,イギリスでは非営利組織会計が構築されてきたのかについて,イギリスのチャリティを中心に日本の非営利組織会計の構築について考察している。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「非営利組織における純資産の拘束性について‐日本と英国を対比して‐」2018

    • 著者名/発表者名
      兵頭 和花子
    • 雑誌名

      『商大論集(兵庫県立大学)』

      巻: 70 ページ: 43-55

    • NAID

      40021695655

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 英国チャリティ会計の歴史的構築‐1988年の会計実務勧告書(SORP)の公表以前‐2018

    • 著者名/発表者名
      兵頭 和花子
    • 雑誌名

      商大論集(兵庫県立大学)

      巻: 69 ページ: 31-46

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [図書] 『非営利組織における情報開示‐英国チャリティ会計からの示唆‐』2019

    • 著者名/発表者名
      兵頭和花子
    • 総ページ数
      203
    • 出版者
      中央経済社
    • ISBN
      9784502291715
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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