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企業価値評価の理論的基礎の探求

研究課題

研究課題/領域番号 16K04001
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 会計学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

太田 康広  慶應義塾大学, 経営管理研究科(日吉), 教授 (70420825)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード企業価値評価 / クリーン・サープラス関係 / 利益の時系列特性 / 配当割引モデル / 時系列特性 / 会計情報 / 生産関数 / 売上高予測
研究成果の概要

企業会計上の資本と利益の予測数値とクリーン・サープラス関係とから企業価値評価を行なう残余利益モデルをベースに企業価値評価モデルの構築を行なった。ベースとするのは四半期データである。具体的には四半期利益の成長率や株主資本の成長率を基にして四半期利益と株主資本を推計する時系列モデルを作り、標本外の将来予測で自由度調整済み決定係数で8割を超える良好な結果を得た。しかし、クリーン・サープラス関係を媒介として計算した株式価値が実際の企業の時価総額とはかなり乖離する結果となった。会計情報のダイナミクスの記述と企業価値評価を直接リンクさせることは難しい。

研究成果の学術的意義や社会的意義

四半期ごとに報告される会計上の資本と利益の時系列パターンから企業の時価総額や株価が計算できれば、稀少資源の最適配分に資する結果を示すことができる。そういう大きな目標を持ってはじまった本研究課題ではあるが、かなり精度のよい資本と利益の同額プロセスを記述するモデルは開発できたものの、それを直接、株式時価総額の予測へとつなげることはできなかった。
1つには、現実の会計基準ではクリーン・サープラス関係が成立していないため、重要な項目が漏れているせいかもしれない。また、本モデルは配当割引モデルを前提としており、企業買収のシナジー効果が織り込まれていない点が影響しているかもしれない。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 図書 (1件)

  • [図書] ビジネススクールで教える経営分析2018

    • 著者名/発表者名
      太田康広
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      日本経済新聞出版社
    • ISBN
      4532113865
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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