研究課題/領域番号 |
16K04009
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
中野 貴之 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (70287952)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | マネジメント・アプローチ / セグメント情報 / 国際会計基準 / IFRS / 国際比較 / 会計行動 / 情報環境 |
研究成果の概要 |
本研究では、第一に米国ではマネジメント・アプローチ(以下、MA)の有効性は認められているが、IFRS適用国(英国、ドイツ、フランス)および日本では米国ほどの有効性は認められないことを文献サーベイにより明らかにした。第二に、上記の国々において、事業多角化の程度および内部資本市場の重要性が最も大きいのは日本であることを国際比較研究により証拠づけた。第三に、日本では恣意的なセグメンテーションがMA導入後も改善されておらず、むしろ促進されていることを示唆する証拠を一部得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セグメント情報とは事業別の業績を開示するものであり、日本企業の事業分野の再編等の議論と密接不可分にある。事業別の業績の実態開示に有効であるとして、マネジメント・アプローチという作成基準が世界標準になっている。本研究では同基準の有効性に関し国際比較研究を行った結果、日本はセグメント情報の重要性が高いにも拘らず同基準には一定の課題が含まれていることを明らかにした。同基準は米国基準、国際会計基準に従い移入したものであるが、今後は日本企業の実態に合わせた作成基準の開発も課題になるだろう。
|