研究課題/領域番号 |
16K04016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 名古屋市立大学 (2018) 椙山女学園大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
星野 優太 名古屋市立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80165547)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 国際財務報告基準 / 任意適用 / 非財務的指標 / 合併・買収 / 研究開発 / 指標分析 / 合併・買収(M&A) / IFRS / 戦略目標 / 財務指標 / 非財務指標 / 日本の製造業 / 管理会計 / IFRS / 製薬企業 / 業績評価 / 企業戦略 |
研究成果の概要 |
本研究は、国際財務報告基準(IFRS) の適用に積極的な製薬企業を取り上げ、その任意適用への対応について議論を行った。 日本企業がIFRSの任意適用を決めた理由には、(1)国際化に備えて世界共通の財務報告を目指すため、(2)同業他社との財務情報の比較可能性を向上するため、(3)外国人投資家にわかり易くするため、(4)資金調達の選択肢を拡大するため、(5)経営管理の高度化を図るため、などがある。製薬企業にIFRS任意適用が増えている背景には、海外展開や合併・買収の拡大等が影響している。本研究では、IFRS適用がわが国の製薬企業13社の業績評価にどのような影響を及ぼすかについて実証分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、IFRSの導入が企業の戦略や評価指標にどのような影響を及ぼすのかについて実証分析を行った。そこで、業績評価指標に関する仮説を立てて検証したことは、今後の企業のIFRS対策に大きく貢献すると考えられる。本研究では、IFRS導入後に、企業の財務的指標や非財務的指標がIFRS導入の前後で、その重視度が変化すると仮定して分析を行った。その結果、IFRSの適用は、日本企業にとって戦略的な会計がそのイニシアティブを取ることがわかった。 一方で、IFRS導入により、共通の基準を使用することで企業の財務状況を把握・比較しやすくなるというメリットも生まれ、海外での資金調達やM&Aなどがやり易くなる。
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