研究課題/領域番号 |
16K04018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
近藤 隆史 京都産業大学, 経営学部, 教授 (60336146)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 管理会計 / マネジメント・コントロール / 業績評価 / コントロール・レバー / インラーラクション / テンション / インターラクション / テンション・マネジメント / シミュレーション |
研究成果の概要 |
組織的なテンションを鍵概念に,対立目標の追求を促すマネジメント・コントロール(MC)で生じるテンションのマネジメントにおける管理会計情報の役割の解明に取り組んできた。一連の研究を通じて,先行研究のサーベイや理論枠組みの構築について成果を出しつつ,テンション概念は,組織成員のミクロ的な活動とマクロ的(組織的)な現象の両方の現象を同時的に観察する必要があることから,従来の分析手法ではどうしても限界があるため,シミュレーションの手法も探索的に取り入れつつ,テンションのマネジメントについて,業績評価の設計およびマネジャーの多様なMCの行使についての検証可能な概念モデルの構築を成果として提示できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,マネジメント・コントロール(MC)の研究では,マネジャーは複数のMCを同時的に行使することで,組織内のテンションをうまくマネジメントしようとすることが先行研究において指摘されるが,研究の蓄積は未だ乏しい。特に管理会計情報の果たす役割やマネジャーがどのように複数コントロールのより良い組み合わせをどう見出し行使するのかなどについては明らかにされていない。これらの点について,先行研究に依拠しながらも,テンションマネジメントにおいて有効な管理会計情報の特性やマネジャーのMCの組み合わせの探索モデルの解明できたことは,学術的だけでなく,一般的な組織体での実践に対しても一定の意義のあるものであろう。
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