研究課題/領域番号 |
16K04024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 東京都市大学 (2018-2021) 熊本学園大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
木村 眞実 東京都市大学, 環境学部, 准教授 (80516865)
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研究分担者 |
外川 健一 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(法), 教授 (90264118)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 環境配慮設計 / 会計学研究 / 使用済み製品 / マテリアルフローコスト会計 / 自動車解体業 / 自動車メーカー / 四輪車 / 二輪車 / 樹脂部品 / 廃ガラス / 易解体設計 / 使用済み自動車 / 自動車リサイクル法 / ASR / 樹脂 / ガラス / 動脈産業 / 静脈産業 / パートナーシップ / 会計学 |
研究成果の概要 |
本研究では、製品の環境配慮設計がリサイクルの現場で活用可能であるのかを、解体実証試験、関係主体へのヒアリング調査によって、解明することを目的とした。その結果、メーカーが想定する環境配慮設計は、再資源化業における「リサイクル工程」によって活用可能(一部、活用困難)であることが理解された。また、再資源化業が想定する「リサイクル」は、サーキュラーエコノミーをはじめとする資源循環に関する政策、資源市況、リサイクル技術の高度化によって変化することから、メーカーが想定する環境配慮設計が、廃棄段階の10年・20年後のリサイクルの現場で活用可能であるかは、製品企画時点で想定することは困難である点も理解された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、リサイクルの現場での環境配慮設計の活用可能性への理解を通じて、製品を作る責任と使う責任に向けて、社会がどのように考えるのかを問うものである。本研究によって、「リサイクル」とは、政策・市況・技術によって進められるものであることが理解された。メーカーとリサイクル業は、パートナーシップを絶えず・継続的に構築し、メーカーとリサイクル業には、使用後のリサイクルも考えた製品のあり方、および消費者・社会が「資源」についてどのように考えるかという「リサイクルの思想」も描いた製品の生産活動と再資源化活動を行うことが求められる。そして、両者のパートナーシップの橋渡し役として会計学研究が求められる。
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