研究課題/領域番号 |
16K04027
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
瀧川 裕貴 東北大学, 災害科学国際研究所, 助教 (60456340)
|
研究分担者 |
稲垣 佑典 統計数理研究所, データ科学研究系, 特任助教 (30734503)
大林 真也 青山学院大学, 社会情報学部, 助教 (10791767)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 数理社会学 / 計算社会科学 / 公共性 / 社会ネットワーク分析 / ソーシャルメディア / 道徳心理学 / テクスト分析 / 場の理論 / 分極化 / オンライン実験 / ビッグデータ / ネットワーク分析 / 理論社会学 / 文化社会学 |
研究成果の概要 |
文化場の解析を行うための方法論として、計算社会科学的アプローチを採用することの有効性を明らかにした。計算社会科学の手法を用いることで、場を構成する相互行為や関係性のダイナミクスを直接分析できるようになる。文化場のダイナミクスの具体的なケーススタディとして、ソーシャルメディアにおけるイデオロギーや態度の分極化メカニズム、政治的討議における感情や道徳のダイナミクスを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
文化場の解析にとっての計算社会科学的方法の有効性を理論的に明らかにし、かつ経験的研究の一例を提供した。このことにより、従来とは異なる仕方で、文化の場を社会学的に研究する可能性が示されたと考える。また、計算社会科学の方法論を応用することで、ソーシャルメディア上の論議やあるいはフォーマルな政治的討論がどのような特質を持ち、またなぜ対立しがちであるかを明らかにした。より公共的で開かれた議論を活性化するためのポリシーを考えるために、これらの知見は役立つと考えられる。
|