研究課題/領域番号 |
16K04044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 飯田女子短期大学 |
研究代表者 |
武分 祥子 飯田女子短期大学, 看護学科, 教授 (30442156)
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研究協力者 |
菱田 博之
川手 弓枝
黒田 学
菱田 愛
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 障害者 / 専門職 / 協働 / 教育 / 福祉 / 発達障害 / 自閉症 / 医療 / 家族 / 社会学 |
研究成果の概要 |
ベトナム社会主義共和国の一部の障害児施設において、現地専門職の支援介入の実態を把握・分析した上で、専門職の協働における課題を導き出すことを研究目的とした。3年間に渡る全5回の調査において、ベトナムの障害児施設、その職員、子どもと家族等を対象として施設調査及び聞き取り調査及び支援介入を実施した。その結果、支援にあたる専門職は、現行の制度のもとで限られた資源や条件を活用し、先駆的かつ草の根の支援にあたっており、専門職個人の愛情や力量、個人の努力で支えられている部分が大きな比重を占めていると考えた。加えて専門職協働においては、実際の支援の場における情報及び方法の共有化、職場教育の重要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は2点である。第1に、ベトナム社会主義共和国における民間の障害児施設の実態を現地調査において明らかにしたことである。3年間(全5回)の現地調査において、同一の障害児施設の実態に触れ支援介入したことにより、ハノイの障害児にとって民間施設の果たしている役割が大きいといえ、これは統計的な調査では明らかにされにくい実態を表しているといえる。また第2に、国が異なっても、障害児を支援する専門職の課題が共通している点を認識したことを意義とする。障害児を支援する上で専門職の知識や技術を高めることは日本でも必然のことであるが、加えて成長・発達の視点から長期的にかかわる須要を導き出した。
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