研究課題/領域番号 |
16K04047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
横本 真千子 北海道大学, 経済学研究院, 研究員 (70463726)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 海外労働移民 / ジェンダー / 海外出稼ぎ / 国際労働力移動 / エンパワーメント / 移民 |
研究成果の概要 |
本研究は、インドネシアの女性海外出稼ぎ労働者の就労構造を、その送り出し・受け入れシステムの構造、そしてそのシステムの利用者である各女性家事労働者の属性を丹念にひも解くことで明らかにした。 聞き取り調査は、女性労働者の送り出し国であるインドネシア農村と受け入れ国である香港と台湾で実施した インタビュー調査に基づいて女性家事労働者の出稼ぎの型を分析することによって海外出稼ぎの就労構造を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,家事労働者送り出し制度の問題点を指摘し,海外出稼ぎ経験者への聞き取り調査をもとに女性家事労働者が自らの利益を増やすために既存の制度にどう対応しているかを検証した。家事労働者は単純労働力に分類されるが,海外就労によって言語,情報アクセス,他国出身労働者からの情報収集などさまざまな能力を獲得する。それらの能力を駆使し、渡航経験者は再渡航に際しより良い就労条件を獲得する。女性たちは,自らの年齢や経験から渡航国を選択・変更し,海外就労のサイクルに自らのライフイベントを組み込み渡航関連費用等の負担の最小化と利益の最大化を実現する。
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