研究課題/領域番号 |
16K04050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
城本 るみ 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (60302014)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ハンセン病療養所 / 将来構想 / 地域性 / 楽生療養院 / 将来構想問題 / 社会学 / 台湾 / ハンセン病 |
研究成果の概要 |
台湾の楽生療養院は新病院の経営が成功し、療養所の運営も大部分が病院収益によって賄われている。スタッフの雇用も順調で医療や介護に対する入所者の満足度も非常に高い。この成功は交通網整備と社会的な注目度が大きく関係している。台湾の事例からハンセン病療養所の将来構想には市街地からの距離や交通アクセス、所在地の地域特性が大きな影響をもたらすことが明らかになった。またどのような施設を誘致すべきかについても新たな検証課題が見つかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
療養所の将来構想に関して、「地域に開かれた医療・福祉」の実現については台湾が先行している。日本各地に点在する療養所の将来構想を台湾の療養所の現状から考えることによって、地域特有の課題とハンセン病療養所固有の問題点の双方を浮き彫りにできたと考えている。人口減少が進む過疎地域における療養所の転用は、地元での新たな雇用や役割を創出する可能性も含まれていると考えられる。同時にこうした歴史的遺産をどのように継承していくのかについて考える契機となる。
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