研究課題/領域番号 |
16K04070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
魁生 由美子 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (70331858)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日韓比較 / 在日コリアン高齢者 / ピア関係 / ボランティア / NPO / 地域連携 / 猪飼野 / デイサービス / ケアの倫理 / 少子高齢社会 / コミュニティケア / インフォーマルケア / 多文化地域 / コミュニティ・ケア / 社会学 / 福祉社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は2016年度から4ヵ年の期間、国内外で行った現地調査を中心とする実証研究である。大別すると(1)京阪神地区における在日コリアン高齢者を対象とする福祉サービスから展開したコミュニティケアの最新の動向、(2)近年、韓国で推進されるコミュニティケアに関する政策動向と地域サービス、(3)地方の地域福祉を支える多様なアクターに関する現地調査である。 在日コリアン集住地域においてニーズに即応してきた福祉系NPO等が、多様な組織・団体と協働し、より普遍的なコミュニティケアの拠点となっている。韓国では、政府のイニシアチブのもと、社会福祉協議会等福祉系組織が担う役割の再点検と連携強化が進んでいる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域福祉の分野で先進的な取り組みを行っている事業所を訪問し、デイサービスの現場に参加する等、参与観察の方法を用いて現地調査を行い、キーパーソンを対象としたインタビュー調査を行った。これらのデータを収集資料と照合し、学会報告及び一般公開の講演会で公開し、論文執筆を行った。 福祉社会学、地域福祉学等におけるボランティア、NPO活動に関する先行研究を踏まえ、小地域で実働するコミュニティケアの現段階における成果と意義を明らかにした。公助と自助の中間領域としての共助を地域住民の活動により自律的に構築してきた在日コリアン高齢者福祉を中心とする社会事業は、今後の福祉社会の仕組みづくりに重要な示唆を有する。
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