研究課題/領域番号 |
16K04071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
バーニック ピータージョン 長崎大学, 障がい学生支援室, 助教 (00752726)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 障がい者 / 就職 / 就労 / 継続 / 要因 / 就労継続 / 就労の継続 / 障がい者雇用 / 障がい学生 / 就労支援 / 支援体制 / 社会学 / 社会福祉関係 / 経済政策 |
研究成果の概要 |
障害のある人は働きたくても,障害のない人と比べて失業率が高く,就業率も低く,離職率が高いことから,障害のある人の就職や就労の継続が社会において重要な課題となっている。 本研究では,障害のある人の就労の長期継続に寄与する要因特定のため,就労が1年以上続いている当事者自身の満足感など,主観的要素に重点をおき,アンケート及びヒアリングによる調査を実施した。調査結果から,同じ職場で3年以上働いている人は比較的に満足度が高く,自身の障害への家族の理解も高いことがわかった。また,4年以上働いている人は仕事以外の困難や困りごとについて直属の上司への相談しやすさが比較的高いことも明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の結果から,家族の理解,職場環境に対する満足感,そして職場における人間関係の大切さを認められた。当事者自身の満足感などといった主観的な要素に着目したことは,今後の研究においても重要な観点であるといえる。また,就労の継続を促進するための政策や取り組みを検討する際には,家族における障害への理解や,職場の人間関係に関する要素を取り入れることの大切さが示されたと考えられる。なお,今回得られたデータを足がかりに,対象者を増やし,当事者の視点に立った就労継続に寄与する要因の更なる特定を進めることが大切であると考える。
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