研究課題/領域番号 |
16K04074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
渡久山 清美 琉球大学, 人文社会学部, 講師 (70533991)
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研究分担者 |
渡久山 幸功 琉球大学, 国際地域創造学部, 客員研究員 (20412869)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 沖縄(人) / 在沖米軍 / 米国主要新聞 / 米国雑誌 / メディアのフレーミング効果 / 政治コミュニケーション / ポストコロニアル理論 / ケアのジャーナリズム / Okinawa / US Newspapers / US Magazines / US Military / framing effect / 沖縄(人)表象 / 在沖縄米軍基地 / フレーミング効果 / 在沖米軍基地 / 相互理解 / ポストコロニアリズム / U.S. newspapers / U.S. military / U.S. magazine / ポスト・コロニアリズム / コミュニケーション / メディア / 米国新聞・雑誌 / ジャーナリズム / 沖縄 |
研究成果の概要 |
1995年~2018年の米国の主要新聞・雑誌において、メディアの「フレーミング効果」を援用し、沖縄(人)がどのように表象されてきたかを分析した。 米国主要新聞・雑誌においての沖縄関連報道は主に米軍基地問題に関するものであり、沖縄の政治、経済、歴史、環境問題の報道は表層的で沖縄の実情を伝えるには不十分である。しかし、一部の記者の記事には、沖縄の政治や歴史に関してのより正確な描写や沖縄の人々の声を反映するフレーミングも確認された。 これらの研究成果は、米国の学会で口頭発表、沖縄の大学・研究機関の紀要や学会誌で発表。琉球大学で日英のジャーナリスト、研究者を招いたシンポジウムを行い報告書を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国主要新聞における沖縄関連記事を分析した先行研究は散見されるが、量的・質的研究を網羅して進めた研究はなく、表層的なものに留まる。雑誌における沖縄関連記事の先行研究はほとんどない。沖縄で生まれ育ち、歴史や文化、沖縄の人々が置かれている状況や世論の変遷を理解し、米国で教育を受け、日英両語で新聞・雑誌記事を分析できる研究者が手掛けた研究は本研究のみであるといっても過言ではない。論考は英文で執筆、米国の学会でも発表。琉球大学でも、日英のジャーナリストや研究者を招聘したシンポジウムを開催し、沖縄に住む人々に研究成果を還元した。研究成果は報告書にまとめ2020年3月に刊行。今後の研究の基礎とする。
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