研究課題/領域番号 |
16K04085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
山本 かほり 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (30295571)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 在日朝鮮人 / 朝鮮学校 / 民族教育 / 祖国 / 民族 / 朝鮮民主主義人民共和国 / 「北朝鮮」 / ナショナルアイデンティティ |
研究成果の概要 |
本研究は朝鮮学校に通う在日朝鮮人の学生たちへのインタビューと参与観察を中心に,かれらにとっての<祖国>=朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の意味を考察した。日本社会で徹底して「他者化」された朝鮮に対する朝鮮学校学生たちの愛着およびそこを<祖国>するのはなぜなのか?ということを中心として分析した。6回,かれらの朝鮮への<祖国訪問>(修学旅行)に同行し,かれらの2週間を観察した。朝鮮でのかれらの受け入れられ方と日本社会におけるかれらへの処遇がかれらの朝鮮への愛着をうむと考察をおこなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
在日朝鮮人研究はこれまで国内外を含めて,膨大な研究成果がある。しかし,朝鮮学校やそこに関係する人に焦点をあて,かつ参与観察やフィールドワークをもとに発表された研究はSonia Ryang ”North Koreans in Japan",宋基燦『語られないものとしての朝鮮学校』くらいしかない。本研究は,これらの研究を参照しつつも,特に,朝鮮学校に通う高校生たちの<祖国訪問>への同行調査,その前後の参与観察やインタビュー調査を通じて,かれらが内面化している「祖国」の意味を明らかにしようとしたことに学術的かつ社会的意味がある。
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