研究課題/領域番号 |
16K04092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 関西大学 (2019) 尚絅学院大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
内田 龍史 関西大学, 社会学部, 教授 (60515394)
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研究分担者 |
妻木 進吾 龍谷大学, 経営学部, 准教授 (60514883)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 差別 / レイシズム / 部落問題 / 部落差別 / 社会学 / 排除 / 部落差別問題 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、世界的に生じている新しいレイシズムの日本的現実を把握するために、近年生じている部落差別を事例としてとりあげ、その内実とそれに対抗する際に直面する諸問題を、当該地域の文脈に即して全国的に明らかにすることであった。 そのために主に都府県単位での運動団体や被差別体験経験者などへのヒアリング調査や現地調査、部落問題に関する意識調査結果報告書を収集し、各地で生じている部落差別事象と、新しいレイシズムとしての逆差別の現状等を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、新しいレイシズム論を参照軸とする「部落民」を対象とした差別に関する実証的な研究である。従来、近世における身分制をルーツとする封建的身分差別として捉えられることが多かった部落差別問題において、人種差別研究にもとづく参照軸を用いたことによって、世界的に生じている新しいレイシズムと、現代日本社会における部落差別との共通点・差違を明らかにする基盤整備を行うことができたのではないかと考えられる。
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