研究課題/領域番号 |
16K04102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
佐伯 芳子 東京女子大学, 現代教養学部, 研究員 (00774241)
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研究協力者 |
国広 陽子
本多 ミヨ子
樋川 雅一
尾家 康介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 移住女性 / 移住女性労働者 / ジェンダー / エンパワーメント / 労働組合 / シティズンシップ / フィリピン / 東京 / 外国人労働者 / 人権 / トランスナショナル / 社会学 / ジェンダー論 / 経済政策 / 経済事情 / 国際法学 |
研究成果の概要 |
東京で働くフィリピン出身女性のシティズンシップは、受入れ国と送出国との双方に関わるトランスナショナルな問題である。トランスナショナルなシティズンシップの形成を阻害する問題の解決が課題であり、その担い手となりうる送出国と受入れ国の双方の労働組合の役割と協力関係に着目し、送出国フィリピンでの研究調査を実施した。女性が外国で働くことを求められているフィリピンの経済的実情や政策の実態を理解し、受け入れ国日本での今後の政策的課題について明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フィリピンで現実に即した研究調査を行い、香港のフィリピン出身家事労働者の組織化の事例やフィリピンの労働組合運動の調査などをとおして、トランスナショナルなシティズンシップ論構築にはジェンダーを主流化する視点が重要であること、その担い手として労働組合の役割と可能性に注目すべきことを明らかにした。さらに、高齢化が進む東京で働くフィリピン出身の移住女性労働者の生活実態についての事例調査から、「生涯を通したシティズンシップ」の保障の重要性に注目すべきという今後の課題を見出した。
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