研究課題/領域番号 |
16K04103
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
|
研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
好井 裕明 日本大学, 文理学部, 教授 (60191540)
|
研究協力者 |
志村 春海
三浦 一馬
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 生活文化史 / 産業遺産 / 聞き取り調査 / 地域・文化 / ライフストーリー |
研究成果の概要 |
栃木県日光市足尾において生活文化史聞き取りを中心とした地域調査を行った。足尾は明治以降、足尾銅山で栄えたが、1973年に閉山した。閉山後人口減少し過疎化が進んでいる。聞き取り調査では、銅山労働、労働運動、社宅での暮し、地域生協、学校教育、映画館や劇場など当時の大衆文化、閉山5年前に起きた不当解雇をめぐる裁判闘争、足尾出身者の戦争体験、閉山後の足尾の変貌など多様な語りを収集した。銅山に関する文献や生協の会報など歴史的資料や当時の貴重な記録である写真も多く収集した。資料や聞き取りデータをもとにして『ごめんください、足尾のこと聞かせてください!-科研版―』という成果報告書(300頁)を作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
足尾銅山や足尾地域は、明治以降産業発展に寄与してきたにも関わらず、社会学的な調査研究はなされていない。本研究では足尾の地域住民を対象として、労働、生活、文化、教育、祭礼、労働運動など聞き取り調査を行った。成果として『ごめんください、足尾のこと聞かせてください!-科研版―』(300頁)を作成。この冊子は足尾の社会学的調査成果としては初めてのものであり学術的意義は高い。また地元の人々など一般的に読んでもらえるよう、文章や写真など構成も工夫されており、社会的意義も高い。
|