研究課題/領域番号 |
16K04105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
中村 雅子 東京都市大学, メディア情報学部, 教授 (00217895)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | クラウドファンディング / 資金調達の民主化 / 地域活性化 / コミュニティ / 支援者 / 提案者 / 運営者 / 地域情報化 / 社会ー技術的ネットワーク / サイト運営者 / プロジェクト提案者 / プロジェクト支援者 / 社会-技術的ネットワーク / 社会学 / 地域コミュニティ / ソーシャルメディア |
研究成果の概要 |
本研究では、地域系クラウドファンディングには、単純に提案に対して資金を集めるだけに留まらず、地域の対人ネットワークを形成したり強化したりする機能があることが確認された。クラウドファンディングに関するオンライン調査、サイトのコンテンツ分析、および全国の12の地域系クラウドファンディングサイト運営者、提案者、その他関係者に対するインタビュー調査を通じてデータが収集された。情報システムの設定の違いが、サイト運営者や提案者の戦略を大きく左右していることも指摘された。本研究を通じて情報技術と人間活動の相互的構成についても実証的に示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来、研究が少なかった地域系クラウドファンディングの実態について、「地域情報化」という情報社会学の半世紀に渡る研究の文脈を踏まえてデータ収集・分析を行い、地域にとっての重要性を示した。またインターネットを基盤とする情報技術としてのクラウドファンディングが時には提供者の思惑を超えて人々に利用され、一方でその「使いこなし」を受けて仕組み自体が変化・多様化している実態を示すことで、社会と技術の相互的構成のプロセスを示す上でも、今回の研究が貢献できたと考える。
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