研究課題/領域番号 |
16K04110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
山本 武利 早稲田大学, 政治経済学術院, 名誉教授 (30098412)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | メディア / 検閲 / インテリジェンス / 占領期 / GHQ / CCD / コメントシート / ウオッチリスト / 郵便 / 言論統制 / 占領軍 / プレスコード / 発行禁止 / GHQ / 検閲者 / 新聞社 / 電話 / 日本人 |
研究成果の概要 |
CCDはコミュニケーションの監視とインテリジェンスにつながる情報の獲得を目的としていた。監視の目的は、軍事的な安全の確保と治安を乱すコミュニケーションの排除であった。日本政府の降伏条件への服従の度合いを探る工作を行った。とくに日本の民主化に注視していた。そのために郵便、電信、メディアの検閲に力を入れた。そのために多数の日本人を採用して検閲者にした。能力のある日本人を現場で教育し、役に立つものは抜擢し、能力がないと見た者は整理した。日本人は次第に協力的になり、検閲者として重宝されるようになった。とくに日本人女性の能力を評価し、管理職DACに採用した。日本での検閲は成功したとGHQは判断した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インテリジェンス、メディアを歴史的に研究するために、1980年代からアメリカ国立公文書館やメリーランド大学プランゲ文庫へ度々訪問し、第1次資料の収集、分析を行った。今回の科研費では日本国内の研究機関や図書館を訪ねた。とくに1万5000人の日本人検閲者の名簿を発掘し、その漢字名の解析を行った。彼らの検閲への見方、姿勢もインタビューなどで把握できた意義は大きいと思う。
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