研究課題/領域番号 |
16K04112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 松本大学 |
研究代表者 |
福島 智子 松本大学, 大学院 健康科学研究科, 教授 (60435287)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 看取り / 高齢者介護 / ケア労働者 / 在宅死 / 移民女性 / ケア労働のグローバル化 / イタリア / 家族主義 / 介護労働者 / 社会学 |
研究成果の概要 |
超高齢社会を迎える日本では、医療資源の不足から在宅死への移行が推進されている。本研究では、約半数が在宅死を迎えるイタリアを事例として、高い在宅死率が何に由来するのか、また在宅看取りに至る具体的な事例について質的調査を実施し、現状を明らかにした。調査から、南欧に共通する公的な福祉サービスの不足と、強固な世代間連帯の規範があり、家族主義的価値観が移民女性の存在によっても維持されていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療資源の不足を背景として、在宅死を含めた病院以外の場所での看取りが推進されている日本において、外国人のケア労働者の受け入れが決定された。今回検討したイタリアの事例が、そのまま日本社会に適用できるわけではないが、外国人を含め、第三者が高齢者の看取りにかかわることの評価については、本研究における質的調査の結果―看取るケア労働者の処遇の改善や精神的負担の軽減の必要性―を踏まえて検討することが妥当だろう。
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