研究課題/領域番号 |
16K04116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
小黒 純 同志社大学, 社会学部, 教授 (00388167)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 社会派ドキュメンタリー / ドキュメンタリー制作 / テレビ / オーラルヒストリー / ドキュメンタリー / 番組制作 / 制作過程 / 実践知 |
研究成果の概要 |
本研究では、テレビの社会派ドキュメンタリーを手がけた実力派の制作者16人(15組)に対して、長時間の聞き取り調査を行い、証言記録(オーラルヒストリー)を作り上げた。作品のテーマは、戦争、原発事故、米軍基地問題、司法と冤罪、公害、家族、教育、メディアと権力など、多岐にわたる。硬いテーマをどう視聴者にわかりやすく届けるか。制作者がいかなる困難を乗り越え、個々のテーマをテレビ番組のドキュメンタリー作品として結実させたのか。テレビ制作の現場で活躍するプロたちが語った詳細な証言記録から、ドキュメンタリー制作の<実践知>を読み取ることができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テレビの社会派ドキュメンタリーの実力派の制作者から、長時間の聞き取りを行い、最重要部分を凝縮させて、証言記録(オーラルヒストリー)という形にまとめ上げた。語りを重視し、できるだけ発言した通りに記録してこそ真のオーラルヒストリーになり得るという立場を貫いた。専門用語には註を付けて補足した。それにより、制作者がいかにテーマを見つけ、取材し、作品に仕上げていったかという<実践知>だけでなく、制作者の熱い思いや強烈な個性まで、読み手に伝わる。証言記録は丸ごと、隣接研究の「史料」と位置付けられ、ジャーナリズム研究の発展に寄与すると同時に、制作現場の人たちが参考にすべきモデルケースとなる。
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