研究課題/領域番号 |
16K04121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
津止 正敏 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70340479)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ケア / ケアラー / コミュニティ / アソシエーション / 男性介護者 / ケア・コミュニティ / 男性介護者と支援者の全国ネットワーク / 介護者支援 / 家族介護者団体 / 認知症 / ケア/ケアラー / 家族介護者支援 / ネットワーク / 家族介護者組織 / 認知症の人と家族の会 / 介護者運動 |
研究成果の概要 |
本研究は、ケアが一般化する高齢社会における社会問題・社会運動・社会政策のインターフェイスとして「ケア/ケアラー」を焦点化し、そのアソシエーションがいかなる今日的意義と課題を有しているかについての臨床的検証を行い、以下の結論を得た。①「ケア/ケアラー」があらゆる政策領域で中心舞台へと押し出されていること。②近年の著しい「ケア/ケアラー」の多様化を、本研究では「新しい介護実態」として特徴づけたこと。③ケアを紐帯とするコミュニティの開発主体としてケアのアソシエーションが機能していること。以上の3点をエビデンスに、介護のある暮らしを社会の標準にするという政策的課題を提起した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では「ケア/ケアラー」・社会資源・アソシエーションの三者をフィールドにして、現地踏査、参与観察、インタビュー、ワークショップなどを駆使し、ケアの現場臨床による理論構築を目指した。「ケア/ケアラー」アソシエーションが発揮する社会機能の実証的研究を介在させて、「ケア/ケアラー」・社会資源・アソシエーションという社会実践への応用という波及効果のある研究ともなった。また、ケアを巡るジェンダー意識の揺籃という時代認識から、各地で胎動する男性介護者のアソシエーションを焦点化し調査・分析対象としてきたことから、男女共同参画社会における新たな「生き方モデル」を提示する男性学研究ともリンクした。
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