研究課題/領域番号 |
16K04128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
魯 ゼウォン 天理大学, 国際学部, 教授 (30303572)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 在米コリアン / 地域参加 / ニューヨーク市 / 韓人系市民団体 / 比較研究 / 在日コリアン / 政治参加 / ニューヨーク / コミュニティ委員会 / 高齢移民者 / 山口県下関市 / コリアンタウン / 下関市 / 関釜フェリ― / 朝鮮通信使 / 中核市 / 釜山市 / 移民団体 / 下関市のコリアンタウン / アジア系移民社会 / 移民者の政治参加 / 移民組織 / アジア系政治家 |
研究成果の概要 |
研究成果は、大きく3つに要約できる。第1に、ニューヨーク市の韓人移民団体と地域組織であるコミュニティボードとの関わりにおいて、韓人移民社会のリーダーがコミュニティボードの役員となり、韓人社会と地域社会との媒介役割を果たしている点、第2に、韓人移民はアジア系移民と連携関係を結び、それを通じて政治参加を試みている点、第3に、韓人系移民と行政の間を媒介するのは、韓人系市民団体であり、高齢者や青年、女性移民者への行政サビースを提供している点の3つの資源を得ることができた。なお、在米コリアン社会の特徴を浮き彫りにするために、在日コリアン(山口県下関市)との比較研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、ニューヨーク市の韓人系移民を事例とし、1)韓国系移民社会内部の構造、2)アジア系移民者の連携関係の現状を実証的に把握した上、米国におけるアジア系移民による地域参加や政治参加が増加しているという新しい実態を比較社会学の視点から論じている。これを通じて、日本における定住外国人の社会参加の今後が予測できる点に社会的意義があるのである。
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