研究課題/領域番号 |
16K04134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所 |
研究代表者 |
秋風 千惠 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (60601903)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 障害女性 / 軽度障害 / ジェンダー / 意味世界 / 交差性 / 障害 / 障害者差別解消法 |
研究成果の概要 |
本研究は軽度障害女性の意味世界から障害とジェンダーを考察するものである。先行する障害者研究は、「障害者」と一括りに定義づけ、その障害が可視的である重度障害者に特化して語り、障害の程度あるいはジェンダーによる差異には注目してこなかった。本研究では当事者にインタビュー調査を行うなかで、従来の障害研究から漏れていた女性たちの生きづらさ、女性であり、障害があるという交差のなかで動きがとれなくなっていく生きづらさを浮き彫りにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、障害研究の分野において軽度障害という概念を持ち込んだこと、また同じ障害者であってもジェンダーによりその経験や生きづらさに大きな差異があることを明らかにしたことである。特にこれまで顧みられることのなかった障害女性について、具体的な数字や事例を示してその貧困や生きづらさの経験を明らかにしたことは、今後政策等で具体的に救済の道を探る一助になりうる。そういった意味で社会的な意義が大きいと言えるだろう。
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