研究課題/領域番号 |
16K04136
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 聖路加国際大学 (2018) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
ギルモー スチュアート 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 教授 (20608913)
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研究分担者 |
中岡 慎治 東京大学, 生産技術研究所, 派遣研究員 (30512040)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高齢化社会 / 数理モデル / シミュレーション / 人口予想 / Demography / Matrix models / Projection / Simulation / Aging / Modeling / 高齢化 / 人口学 / 社会福祉関係 / 社会医学 / 保健人材管理 / 社会福祉計画 |
研究成果の概要 |
本研究において、日本が高齢化に適応できるために2つの戦略を考察した。すなわち、a)日本人における出生増加に基づく戦略 b)移民増加に基づく戦略である。 我々はこれら2つの両戦略の影響を将来50年までの老齢化依存率(OADR)の変化によって評価した。その結果、我々の研究からは出生数の増加も移民の増加も、将来的にOADRに大きな影響を与えることはない。 女性1人当たりの合計出生率(TFR)を3人にする、または、日本の人口の30%以上を外国籍にするといった極端な戦略でも、OADRにはほとんど影響は与えない。 本研究は、日本がその超高齢化を元に戻すには遅すぎると結論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、日本の人口政策に大きな影響を与えるであろう。 なぜならば、本研究において日本の人口の高齢化における将来戦略はもはやなく、日本での唯一の解決策は超高齢化に順応して高齢化とともに生きて学ぶことを示したからである。 我々は本研究で、超高齢化国における人口政策の評価のための新しい方法を示すことができたので、今後は他の研究者によって自身の国の人口統計政策を評価するためのモデル開発が進むであろう。 最後に、高齢化時代に近づいている他の国々に対しても日本の教訓は重要といえる。
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