研究課題/領域番号 |
16K04149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
長沼 葉月 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (90423821)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 家族支援 / 精神保健福祉 / ヤングケアラー / チーム学校 / 多機関連携 / 精神疾患 / 親子支援 / 子ども福祉 / ソーシャルワーク / ヤングケアラ― / 児童福祉 / 子ども家庭支援 / 養護教諭 |
研究成果の概要 |
本研究では、精神疾患のある親と暮らす学齢期の子どもに対して、学校を基盤とした支援モデルの開発を試みた。まずA県の公立小学校・中学校を対象に調査を行い児童生徒のニーズを明らかにするとともに、学校での支援のバリエーションを明らかにした。また養護教諭やスクールソーシャルワーカーらを主対象とするワークショップを開催し、その効果を検討したところ、絵本を使った子どもの体験の想像や社会資源の情報や先駆的支援の取り組み事例、多機関連携の方法論の紹介が高く評価された、ただし3か月後調査からはワークショップ直後には軽減されていた対処困難感が再び高まることが示唆され、継続的な事例検討型の研修の重要性が指摘された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神疾患のある親と暮らす子どもたちは増えてきていると考えられるが、日本においてその生活実態に関する調査はほとんど行われていないため、児童生徒の生活ニーズを一定程度明らかにしたのは意義がある。また学齢期の子どもに対して学校で様々なケアを提供しているが外部機関との連携に課題があることを指摘した。精神疾患のある親との暮らしは子どもにとって逆境的な体験となり将来にわたって様々な心身の健康及び社会的な影響を及ぼすものであるため、早期に子どもの状況を把握し適切な支援を提供することは重要である。
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