研究課題/領域番号 |
16K04160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
清水 由香 (丸山由香) 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 助教 (90336793)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 精神障害者 / リカバリー / エンパワメント / ピア・ヘルパー / 就労支援 / 訪問介護従事者養成 / 障害者就労 / ホームヘルパー / ピアサポート / ピアヘルパー / ホームヘルパー資格 / 社会福祉 / 精神保健福祉 |
研究成果の概要 |
本研究は、精神障害者対象のホームヘルパー等養成講習プログラムがもたらした影響を、講座からの学び、就労や生活面から検討した。質問紙調査は113名、また面接調査は24名を対象に分析を行った。精神障害の経験を経た自己成長を目指し、「自分を変える・挑戦の試金石」という受講動機をもち、受講により自信・意欲・希望、仲間・相談者を獲得し、学びの充実感を示した。資格取得後に就労経験の有る人は75%だった。就労継続期間と生活自己管理の実践の割合が関連し、介護・福祉現場の就労が継続されにくい課題が示唆された。また学びの意義を見出し、ピア・ヘルパーの経験のある人でリカバリーの程度が高いという関連を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神障害者を対象にホームヘルパー資格取得者を360名以上輩出してきた講座をフィールドとしている。その調査協力者のうち介護職員や訪問介護員等の資格取得後10年以上経過している分析対象者が50人以上を含む集団の心理社会的状況を分析し、長期的な効果の影響を提示した点に学術的な意義がある。資格取得後の就労という成果のみならず、学びはエンパワメントプロセスの要素として重要であり、「学び」の環境づくりが今後の社会に求められることが示唆された。
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