研究課題/領域番号 |
16K04161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
児島 亜紀子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (40298401)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ソーシャルワーク / 女性支援 / ジェンダー / 抑圧 / 支援者 / フェミニスト・アプローチ / フェミニズム / ジェンダー規範 |
研究成果の概要 |
本研究においては、女性支援の現場において支援者がいかに「ジェンダーが利用者にもたらす困難」と「他の抑圧要素」との関係を把握しているのかを明らかにすべく、インタビュー調査を試みた。その結果、利用者の入所理由によって利用者の困難が「ジェンダーに起因するものかどうか」を判断される傾向があることが 浮かび上がった。「ジェンダーに起因する困難」と「他の抑圧要素」が重層化し、利用者の困難状況を深刻化させていることについては、問題の背景に生育歴や社会構造など、本人がコントロールできない要因があることを理解している支援者のほうが、的確に認識している傾向があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、女性支援現場にいる支援者たちが、入所者の直面している問題と入所者の「ジェンダー」をどのように関連づけて捉えているのか、また、支援にあたってどの程度ジェンダーを重視し、配慮した支援を展開しているのかをある程度明らかにすることができた。加えて、同じ女性支援に携わる支援者であっても、所属する施設・機関の違いによって、入所者の生活課題とジェンダーの結びつけ方には温度差があることも明らかになった。
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