研究課題/領域番号 |
16K04172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 北星学園大学 |
研究代表者 |
中田 知生 北星学園大学, 社会福祉学部, 准教授 (10265051)
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研究分担者 |
高野 和良 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (20275431)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 集落活動 / 量的調査 / 質的調査 / コミュニティガバナンス / 量的研究法 / 質的研究法 / コミュニケーションガバナンス / 過疎地域 / コミュニティ・ガバナンス / 集落支援 / 住民サービス / 混合研究法 / 社会関係資本 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、過疎地域における集落、町内会・自治会などの住民自治組織が、公共サービスを提供するに至る(あるいはそこに至らない)プロセスに関し、1)コミュニティ・ガバナンスの過程の問題と2)コミュニティ・ガバナンスの背景の問題との関連について、量的分析・質的分析・混合研究法などを用いて実証的に検証することであった。そして、これらを通じて、今後の過疎地域の集落活動についての可能性について精査した。また、このような「共助」のサービス提供と「互助」の助け合いを比較しながら、公共性やサービス提供の形態の問題について検討することが目的である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義のひとつは、過疎地域をフィールドにしたことにある。過疎地域は、人口流出、産業がないなど、人々が支えあう資源や構造をあまり有していない地域である。そのなかで、集落、自治会、町内会などの組織における凝集性は高い。今後、それらの組織が住民に対してどのようなサービスを供給し続けることができるかは大きな問題である。他方で、近年、行政が集落に対して直接、資金の助成を始めた。それらの資源の効果を含めた集落に関する時間的な変化についてもこれまであまり議論されていない。したがって、このような研究は、今後の地域政策や福祉サービスにおいて、大きな意味を持つと考える。
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