研究課題/領域番号 |
16K04182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 城西国際大学 |
研究代表者 |
大内 善広 城西国際大学, 福祉総合学部, 准教授 (00454009)
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研究分担者 |
野澤 義隆 東京未来大学, こども心理学部, 講師 (20550859)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 父親 / 育児動機づけ / 保育関連施設 / 保育者 / 主体的な育児参加 / 自己決定理論 / 夫婦ペアレンディング / 夫婦ペアレンティング調整 / 父親の育児意欲尺度 / 交差妥当性 / 育児意欲尺度 / 父親の主体的な育児参加 / 保育者の保護者支援 |
研究成果の概要 |
本研究は,父親の主体的な育児参加に影響する要因を分析し,保育所や認定こども園等の保育関連施設におけるどのような保育者の取組みが父親の主体的な育児参加を促すのかについて明らかにすることを目的とした。 まず,主体的な育児参加に関する動機づけについて検討し,Ryan & Deci(2000)の自己決定理論の中の有機的統合理論を基に育児動機づけ尺度を作成した。次に,自律的な育児動機づけを促すための取り組みについて検討し,保育者との信頼関係を感じ,保育者から受容的なコミュニケーションを受けている父親ほど,保育者とのコミュニケーションを積極的に取ろうとし,自律的な育児動機づけが高いことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,父親の育児参加に関する動機づけについて自己決定理論の枠組みで検討しうることが明らかとなり,父親の育児参加を促すための研究に新しい視点を与えることができた。また,自律的な父親の育児動機づけと関連する要因として,配偶者からの促進的なペアレンティングや,保育者との信頼関係および受容的なコミュニケーション等の要因が示された。こうした知見は,父親の育児参加を促すために有効な取り組みについて検討する上での基礎的資料となる。
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