研究課題/領域番号 |
16K04183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
角田 ますみ 杏林大学, 保健学部, 准教授 (40381412)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 倫理教育 / 生命倫理 / 倫理教育プログラムの開発 / 介護倫理 / ケア倫理 / 倫理研修 / 研修プログラム開発 / 高齢者ケア / 高齢者福祉 / 社会福祉 / 介護福祉士 / 臨床倫理 |
研究成果の概要 |
本研究では、有効な倫理倫理研修プログラムを開発し、評価することを目指した。今回は、問題に「関心」を持つ、周囲と「共有」できる、取り組む「意欲」を持つという点に焦点をあて、ギャラップ社によるStrength Finder(SF)を使用した研修プログラムを開発し評価を行った。SFは個人が持つ資質を診断するツールで、個人の価値観に基づいて無意識に繰り返される「感情・思考・行動の傾向性」を見出すことができる。開発したプログラムを通して自身の行動や考え方の傾向を認識し、それを元に互いの倫理的価値観を共有し合うことで、倫理問題への関心、参加者へのエンパワメント、問題に対する当事者意識等の効果がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の倫理研修は、基礎知識や事例検討などの座学が中心であり、参加者は座学特有の受け身な学習や現場の状況に合わない内容から、倫理問題に関心が持てないでいた。今回はStrength Finder(SF)を使用し、価値観に基づいて無意識に繰り返される「感情・思考・行動の傾向性」と臨床場面でよく生じる具体的な問題を組み合わせることで、倫理的問題への関心を高め、他者の資質を理解することによる視点の広がり、様々な人と協働していく意欲、倫理的問題に対する当事者意識の芽生え、自分の資質や傾向性の理解によるエンパワメントなどプラスの効果がみられ、新たな研修方法の一つとして、学術的かつ社会的意義があると思われる。
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